出来高プロファイルの基礎|価格帯別の出来高の読み方とPOC
出来高プロファイルとは何かを初心者向けに解説。時間で見る出来高との違い、POC・バリューエリアの読み方、ブレイクアウト判断への活かし方まで会話形式でまとめました。
この記事でわかること
・出来高プロファイルが「価格帯ごとの出来高」を示す指標であること
・POC(出来高最大の価格帯)とバリューエリアの読み方
・出来高が薄い価格帯とブレイクアウト判断への活かし方
この記事に出てくる用語:出来高/支持線/抵抗線/ブレイクアウト
チャートの下に並ぶ棒グラフが「出来高」であることは、出来高の基礎ですでに解説しました。今回は同じ出来高を 価格帯ごと に見る「出来高プロファイル」を、アゲハと一緒に学んでいきます。
出来高プロファイルとは何か
出来高プロファイルは、チャートの右側や横に重ねて表示される棒グラフです。縦軸は価格、横棒の長さがその価格帯で取引された出来高を示します。
つまり出来高プロファイルは「時間×出来高」ではなく「価格×出来高」の2軸で値動きを捉える見方です。
ここまでの内容を、実際のチャートで練習できます(無料・登録不要)
もみ合いからのブレイクのシナリオで練習する →POCとバリューエリア
出来高プロファイルの中で最も出来高が多い価格帯を POC(Point of Control) と呼びます。
POCを中心に、出来高がまとまった割合を占める価格帯を バリューエリア と呼びます。上限は「バリューエリアハイ」、下限は「バリューエリアロー」です。
出来高が薄い価格帯(ローボリュームノード)の意味
POCとは逆に、出来高が極端に少ない価格帯もあります。これを ローボリュームノード と呼びます。
ブレイクアウト判断への活かし方
もみ合いの上限や下限を価格が抜けることを ブレイクアウト と呼びます。出来高プロファイルは、このブレイクの根拠づけにも使われます。
出来高プロファイルの注意点
出来高プロファイルは便利な見方ですが、万能ではありません。
期間設定を短くすれば直近の攻防が、長くすれば大きな節目が見えてきます。目的に応じて表示期間を変えることが大切です。
練習ではこう見る
本サイトの練習コースでも、出来高プロファイルの考え方を意識しながらチャートを読む練習ができます。手順は次のとおりです。
- 練習コース一覧から、もみ合いを含むコースやガイドを選ぶ
- 練習画面でチャートを表示し、出来高の多い価格帯・少ない価格帯をおおまかに見比べる
- 価格がその後、出来高の厚い価格帯で止まりやすいか、薄い価格帯を素通りしやすいかを1本ずつ確認する
- ブレイクが起きた場面では、抜けた先が厚い価格帯か薄い価格帯かを振り返る
なお、練習で表示されるチャート・価格データは、シミュレーション用に生成した合成データ、または実際の市場の値動きを銘柄・日付が特定できないよう加工した派生データです。特定の実在銘柄の価格そのものではありません。
時間で見る出来高との違い
最後に、出来高の基礎で扱った「時間で見る出来高」との違いを整理しておきます。
| 時間で見る出来高 | 出来高プロファイル | |
|---|---|---|
| 軸 | 横軸が時間、縦軸が出来高 | 縦軸が価格、横棒が出来高 |
| 読み取れること | いつ売買が活発だったか | どの価格帯で売買が集中したか |
| 向いている場面 | トレンドの勢いの確認 | 節目・支持線や抵抗線候補の把握 |
どちらか一方だけでなく、両方を組み合わせて見ることで、値動きの理解が深まりやすいと考えられています。
まとめ
- 出来高プロファイルは「価格帯ごとの出来高」を横棒グラフで示す見方
- 最も出来高が多い価格帯を POC、その周辺のまとまりを バリューエリア と呼ぶ
- 出来高が薄い価格帯(ローボリュームノード)は価格が素通りしやすいとされる
- ブレイクアウトの先が厚い価格帯か薄い価格帯かで、その後の値動きの続きやすさが変わることがある
- 期間設定によって形が変わるため、他の指標や根拠とあわせて判断材料の1つとして使うことが一般的とされている
実際に練習してみよう
出来高が多い価格帯を意識しながら、実際のチャートでブレイクの練習をしてみましょう。登録不要・無料ですぐに始められます。
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よくある質問
出来高プロファイルは無料で見られますか?
一部の証券会社のチャートツールでは無料で表示できる場合がありますが、対応の有無や表示できる期間の範囲はサービスによって異なります。利用したいチャートツールの公式サイトで、機能の詳細や対応状況をあらかじめ確認しておくことをおすすめします。
POCが崩れたらすぐ売買すべきですか?
POCはあくまで判断材料の1つとされています。POCの位置が変わったという事実だけを根拠に売買を決めるのではなく、トレンドの向きや他の指標の状況もあわせて、総合的に判断することが一般的とされているようです。
出来高プロファイルはどの時間軸で見ればいいですか?
唯一の正解はなく、数日〜数週間の値幅を見たいのか、1日の細かな値動きを見たいのかによって、表示する期間設定を変えるのが一般的です。練習したい局面の長さに合わせて、表示期間を切り替えてみるとよいでしょう。
※本記事は教育目的の一般的な解説であり、投資助言や特定銘柄の推奨ではありません。掲載内容は将来の投資成果を保証するものではなく、株式等の取引には価格変動等により損失が生じるおそれがあります。詳細は免責事項をご確認ください。
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