
株のチャートパターン入門|ダブルボトム・ヘッドアンドショルダーなど代表形
株のチャート分析でよく出る代表的なチャートパターン6種を図解。ダブルボトム、ヘッドアンドショルダー、トライアングル、カップウィズハンドル等の形と使い方。
この記事でわかること
・ダブルボトムやヘッドアンドショルダーなど、代表的なチャートパターン6種の形と意味
・「ネックライン」と「ブレイク」というパターン共通の基本ルール
・ダマシを避けるための3つのチェックポイント(ブレイク確認・時間軸・出来高)
この記事に出てくる用語:ダブルボトム・ダブルトップ/ネックライン/出来高
チャートパターンとは、過去の相場で繰り返し現れた値動きの形のことです。形そのものに必勝の力はありませんが、多くのトレーダーが同じ形を見て動くため、一種の自己実現的な動きが起こりやすくなります。この記事では、質問役のアゲハと一緒に、代表的な6パターンを順番に見ていきます。
先に全体像を並べておきます。詳しくは各節で見ていきます。
| パターン | 出やすい場所 | 意味 | 完成の合図 | 見分けやすさ |
|---|---|---|---|---|
| ダブルボトム(W底) | 下落の終盤 | 底打ち | ネックライン上抜け | 高い |
| ヘッドアンドショルダー | 上昇の終盤 | 天井 | ネックライン下抜け | 高い |
| トリプルトップ/ボトム | 相場の転換点 | 転換 | 3回目の否定後の抜け | 中間 |
| トライアングル | トレンドの途中 | 収束(どちらにも放れる) | 収束した辺の抜け | 中間 |
| カップウィズハンドル | 上昇の途中 | 継続 | 取っ手部分の上抜け | 低い |
| フラッグ | 急騰・急落の直後 | 短期の継続 | 旗部分の抜け | 中間 |
どのパターンも「完成の合図」が出るまでは形が決まりません。 途中で名前を当てにいくと、後から違う形だったと分かることがあります。
1. ダブルボトム(W底):底打ちパターン
まずは一番有名な底打ちパターンから。同じくらいの安値を2回つけてから上昇に転じる形で、アルファベットの「W」に似ていることから「W底(だぶるぼこ)」とも呼ばれます。
ここまでの内容を、実際のチャートで練習できます(無料・登録不要)
ダブルボトムのシナリオで練習する →2. ヘッドアンドショルダー(三尊天井):天井パターン
次は天井のパターン。中央の山が最も高く、左右に同じくらいの高さの山がある形です。人の頭と両肩に似ているのでこの名前がつきました。天井転換の強いサインとされます。
3. トリプルトップ/ボトム:三尊型の変形
3つの山、または3つの谷が同じくらいの水準で並ぶパターンです。ヘッドアンドショルダーの変形で、強いサポート/レジスタンスを示唆します。
4. トライアングル:収束型
高値がだんだん切り下がり、安値がだんだん切り上がって、値動きが三角形に収束していく形です。バネを縮めるようにエネルギーを貯めて、最終的にどちらかへ大きくブレイク(抜けること)します。
トライアングルには主に3つの種類があります。
- 対称トライアングル: 上下均等に収束 → 方向性は不明、ブレイクした方向を待つ
- アセンディング(上昇型): 高値が水平・安値が切り上げ → 上抜けしやすいとされる
- ディセンディング(下降型): 安値が水平・高値が切り下げ → 下抜けしやすいとされる
5. カップウィズハンドル:継続パターン
**茶碗のような丸い底 + 右端に小さな取っ手(軽い調整)**という形です。上昇トレンドの途中で一休みしてから再び上昇する、継続パターンの代表格。米国株の成長株投資で特に有名になりました。
6. フラッグ:短期継続パターン
急騰や急落のあとに、小幅な平行四辺形の調整を経て、元のトレンド方向へ再び動き出す短期パターンです。旗ざお(急な値動き)に旗(調整部分)がついた形に見えることから名付けられました。1〜3週間程度で完成することが多いとされます。
チャートパターンの注意点
ここまで6つの形を見てきましたが、実戦で使うには注意点があります。3つに絞って押さえておきましょう。
形に当てはめすぎない
長い時間軸ほど強い
出来高との整合性
練習で感覚を掴む
チャートパターンは、文字で覚えるだけでは実戦で使えるようになりません。リアルな値動きの中で何十回も見て、自然にパターンに気づけるようになることが重要です。
まとめ
- チャートパターンは過去の相場で繰り返し現れた形を利用する分析手法
- 代表形:ダブルボトム、ヘッドアンドショルダー、トリプルトップ/ボトム、トライアングル、カップウィズハンドル、フラッグ
- 多くのパターンに共通するルールは**「ネックライン(または節目)のブレイクを確認してから動く」**
- ブレイク確認・時間軸・出来高の3つでパターンの信頼度を判定する
- 形に当てはめすぎず、リアルな値動きでの反復練習が上達の近道
実際に練習してみよう
知識を覚えたら、次は未来が見えないチャートで「気づく練習」です。主要パターンのシナリオを揃えた練習コースで試してみてください。
もっと詳しく知りたい人は、個別パターンのガイドもどうぞ。

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よくある質問
チャートパターンは何種類くらい覚えればいいですか?
まずはダブルボトム・ヘッドアンドショルダー・トライアングルなど代表的な数種類で十分とされています。数を増やすより、ネックラインとブレイクという共通のルールを理解する方が実戦では使いやすくなります。
パターンが完成する前にエントリーしてもいいですか?
形成の途中は「そう見えるだけ」で終わることがあります。ネックラインの突破など完成の条件をあらかじめ決めておき、それを確認してから入る方が判断がぶれにくくなります。
形成に時間がかかったパターンほど信頼できますか?
長い時間をかけて作られた形ほど多くの参加者が意識するため機能しやすい、と言われています。ただし絶対ではないため、出来高など他の材料と合わせて確認するのが一般的です。
※本記事は教育目的の一般的な解説であり、投資助言や特定銘柄の推奨ではありません。掲載内容は将来の投資成果を保証するものではなく、株式等の取引には価格変動等により損失が生じるおそれがあります。詳細は免責事項をご確認ください。
アゲハ
サチ先生
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