
三角保ち合いの見方|3つの型とブレイク方向の考え方を初心者向けに解説
三角保ち合いの見方を初心者向けに解説。対称三角形・上昇型・下降型という3つの型それぞれの形の特徴と、ブレイク方向を予想で当てにいくのではなく抜けを確認してから付いていく考え方、出来高や損切り位置によるダマシへの対処までまとめました。
この記事でわかること
・三角保ち合いの意味(値幅が狭まりエネルギーが溜まる状態)
・対称三角形・上昇型・下降型という3つの型の特徴
・ブレイク方向は「当てる」より「確認してから付いていく」という考え方とダマシへの対処
チャートを眺めていると、値動きの上下の幅がだんだん狭くなり、三角形のような形に収束していく場面があります。これが 三角保ち合い(さんかくもちあい) です。チャートパターンの中でも登場回数が多く、ブレイクアウト(放れ)の起点になりやすいことから、初心者がまず覚えたいパターンの1つとされています。今回もアゲハとサチ先生の対話で、3つの型とブレイク方向の考え方を学んでいきましょう。
三角保ち合いとは
高値を結んだ線と安値を結んだ線の2本を引いたとき、その2本が先すぼまりに交わる形が三角保ち合いです。日足であれば数週間から数か月かけて形成されることが多く、三角形の頂点(2本の線が交わる点)に到達する少し手前で放れるケースが多いと言われます。もっとも、収束の途中で形が崩れ、パターン自体が不成立になることもあります。チャートパターン全般の位置づけは チャートパターンの基本 で解説しているので、初めての方はあわせて読んでみてください。
ここまでの内容を、実際のチャートで練習できます(無料・登録不要)
もみ合いからのブレイクのシナリオで練習する →三角保ち合いの3つの型
三角保ち合いは、2本のラインの傾きによって大きく3つの型に分けられます。
1. 対称三角形(シンメトリカル・トライアングル)
対称三角形は上下どちらに放れてもおかしくない形とされ、「それまでのトレンド方向に抜けやすい」という見方が語られることもありますが、確実な法則ではありません。
2. 上昇型(アセンディング・トライアングル)
3. 下降型(ディセンディング・トライアングル)
下降型の実際の形はこちらのチャート例で確認できます。
ブレイク方向の考え方:当てるより確認する
「三角保ち合いはどちらに抜けるかを当てるゲームではなく、抜けた方向に素直に付いていく場面」と整理しておくと、余計な予想に振り回されにくくなります。また「終値でラインを抜けたら」「ラインを一定幅(たとえば直近の値幅の数%)超えたら」のように、自分なりのブレイク判定ルールを先に決めておくと、その場の雰囲気で判断がぶれにくくなるとされています。
ダマシへの対処
ダマシの典型的な動きは、次のチャート例のようなイメージです。
3つの型の比較表
| 型 | 形の特徴 | 一般的に語られる傾向 | 注目ポイント |
|---|---|---|---|
| 対称三角形 | 高値切り下げ+安値切り上げ | それまでのトレンド方向に抜けやすいとされる | どちらのラインを抜けるかを確認してから動く |
| 上昇型(アセンディング) | 高値が水平+安値切り上げ | 上抜けしやすいとされる | 水平な上限ラインの突破と出来高 |
| 下降型(ディセンディング) | 安値が水平+高値切り下げ | 下抜けしやすいとされる | 水平な下限ラインの割れと戻りの弱さ |
いずれの傾向も統計的な保証はなく、逆方向に放れるケースが常にあります。「型で方向を決め打ちしない」ことが前提です。型の分類は「どちらのラインに注目して待つか」を整理するための道具と考えると、実戦で使いやすくなります。
まとめ
- 三角保ち合いは高値と安値が収束し、値幅が狭まって エネルギーが溜まる 状態
- 型は3つ:対称三角形(互角)、上昇型(上抜けしやすいとされる)、下降型(下抜けしやすいとされる)
- どの型も 逆方向に放れることがある ため、方向の決め打ちは避ける
- ブレイク方向は「当てる」より 抜けたのを確認してから付いていく
- ダマシ対策は、出来高の確認・押し戻りの確認・事前に決めた損切り位置 の3点セット
実際に練習してみよう
三角保ち合いは、形を覚えるだけなら簡単ですが、「どこでラインを引くか」「抜けたと判断するのはどの瞬間か」はリアルな値動きの中で繰り返し判断しないと身につきません。本サイトのリプレイ練習なら、未来が見えないチャートで仮想売買しながらブレイクの見極めを試せます。
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よくある質問
三角保ち合いはどちらにブレイクすることが多いですか?
上昇型は上・下降型は下に抜けやすい、それまでのトレンド方向に抜けやすい、といった傾向が語られますが、いずれも保証はありません。方向を予想して先回りするより、実際に抜けた方向を確認してから付いていく考え方が一般的とされています。
ブレイクのダマシはどう見分ければいいですか?
事前に完全に見分ける方法はありませんが、ブレイク時の出来高が増えているか、抜けたあとの押し・戻りでラインの内側へ逆戻りしないかを確認する方法がよく使われます。あわせて、ダマシだった場合に備えて損切りの位置をあらかじめ決めておくことが重要とされています。
三角保ち合いはどのくらいの期間で完成しますか?
決まった期間はなく、日足なら数週間から数か月かけて形成されることが多いとされます。値幅が狭まりきって三角形の頂点に近づく前に放れるケースが多いと言われますが、形が崩れてパターン自体が不成立になることもあります。
※本記事は教育目的の一般的な解説であり、投資助言や特定銘柄の推奨ではありません。掲載内容は将来の投資成果を保証するものではなく、株式等の取引には価格変動等により損失が生じるおそれがあります。詳細は免責事項をご確認ください。
アゲハ
サチ先生
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サチ先生
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